どのように活用されているのか?
京都のれん株式会社が出している豊彩色インクジェットの風呂敷は、さまざまなシーンで活用できます。
代表的なのは持ち運びですが、物を包んで保管するために使う人も少なくありません。
昔からこの用途で活かされることも多いですし、
包まないような使い方も見受けられます。
たとえば、カゴの内側に敷いて物を置くシートにするケースもあるのです。そこから籠の外側に端の方が出しておけば、おしゃれな印象を与えやすくなるでしょう。
二重や三重に折りたたんで、物を置くクッションにするケースも見受けられます。
もちろん、緩衝材のような弾性はありませんが、即席のクッションの役割を十分に果たせるのです。
この豊彩色風呂敷は結びやすいこともポイントで、その場で臨機応変にアレンジできます。
物を持ち運んだ後に、そのまま保存用のカバーとして流用するといった具合です。
豊彩色風呂敷は、鮮明な色合いを表現しながらも洗濯も簡単なので、
お弁当箱の包み代わりに広く使われるようになっています。
女性の場合はひざ掛けマットにすることも多く、他にもランチョンマットの役割もこなしてくれます。
テーブルクロスとしても優秀ですし、豊彩色風呂敷を一つ持ち歩いているだけで安心感があるでしょう。
デザイン性にこだわることで、ファッションに合わせて利用できます。
シーンごとに作法を守ることが大事
豊彩色風呂敷を弔事で袱紗として使うなら、日本の作法に従って行いましょう。
まず斜め方向にして床やテーブルに置いてください。
そして真ん中に金入りの封を置くことが基本となっています。
次に、右側を持って上に引き上げる形で、適度に折ってください。
下のほうも同じ流れで折って重ねたら、第一段階が終了です。
次は上側を折るステップですが、そこまでとは意味合いが異なるので注意を要します。
悲しくて頭を下向きに下げるというニュアンスが込められます。
つまり、この作法の肝になる部分なので、より丁寧にしっかり行う気持ちが重要です。
ずれがないことを確認したら、左側を持って適切に折って重ねましょう。
左包みになっていますが、弔事であれば特に問題はありません。
一方、慶事に袱紗を使う場合は右包にすることがマナーとなっています。
したがって、まず左側を持ち上げて折らなければなりません。
流れはほとんど同じですが、下を折り曲げる際に特別な意味合いがあります。
そこには祝意をもらうというニュアンスが込められるのです。
そこまで終わったら、最後に右側を折って完成させます。
この2つの作法を知っていれば、どのようなシーンでも困ることはないでしょう。